Keitai1


サキコさんのモデルは私の祖母です。

私には 父方 母方の祖母とは別に

同居して面倒を見てくれた祖母がいます。

父の養母なので

血のつながりはありませんが

浄瑠璃を語るのがうまく、

いろいろな物語を話して聞かせてくれました。

サキコさんのコアになっているのは

この優しくてユーモアのあるおばあちゃんですが

父方の祖母のキャラをミックスして

サキコさんを創造しました。

このおばあちゃんは

武士の娘だとウソだかホントだか

プライドが非常に高く皮肉屋でちょっとイジワルでした。

私の手みやげを

「田舎のこんな菓子もってこなくていいのに」とイヤミを言って、

自分の近所のケーキを食べさせる人でした。

そのおばあちゃんが一度だけ大サービスをしてくれました。

夏休みにこの都会住まいのおばあちゃんを訪ねた時

近くでイベントがあり 「お化け屋敷」 が設営されました。

いとこたちと 「怖いけど行きたいなあ」、」

と話しているのを聴いて

おばあちゃんが引率をかって出てくれたのです。

「お化けなど怖いことあるものか」と

と小学生の孫たち7人をつれておばあちゃんは

堂々とお化け屋敷に入りました。

昔ナギナタを習ったことがあるというので

私達はおばあちゃんの後ろにへばりついて歩きました。

おばあちゃんはセットの中に造られた草むらや竹藪を

手に持った杖で叩きながら進み

何か出てきたら、杖を振り上げて追い払いました。

しばらくしたら係員が出てきて

おばあちゃんは怒られました。

シュンとなったおばあちゃんの姿が今でも目に浮かびます。

サキコさんの笑いの部分は

このおばあちゃんからもらって台本を構成しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

キャラクターの味付け

Facekuri


若い女性がラジオの人生相談で悩みを相談していました。

か細い甘えた声で 涙声になりながら辛さを訴えます。

解答者が「なぜ泣くんですか? 同情がほしいのですか?」

と言いました。

その心理学者は 声や話し方などで相談者の性格を

分析することがあります。

「私はこんなにかわいそうな人」と強調する人は、

実はものすごい攻撃性を秘めた人

弱者を演じて相手を攻撃することを

「自己憐憫(れんびん)は攻撃性が別の衣装をまとって

現れた形」と言っています。

その奥にあるのは「怒りや憎しみ」

それがどこにあるかを探り出して彼女にアドバイスを

していました。

私の腹話術のパペット「クリちゃん」に

このキャラクターを加えたいと思いました。

可愛らしく甘えながら

ウソ泣きをして自分の主張を通そうとし、

その魂胆がバレた時には、

素直に謝るというクリちゃんは

リアルでチャーミングに思えます。

五歳のクリちゃんはまだ心理的に未熟でも

可愛いのです。 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

宗教に関する台本

教室の生徒さんからの依頼で

台本に手を加えたり修正したりすることがよくありますが

一番難しいのは宗教に関しての台本です。

私は信仰が無いのでよく理解できないことが多いからです。

他の台本だと「面白いかどうか」

「笑えるかどうか」

「矛盾がないかどうか」

「言葉にリズムがあるかどうか」

等で判断していますが

宗教に関しては目的が布教なので

判断の基準が異なります

クリスマスに教会で

イエスキリスト生誕の物語をやりたい

という宣教師の方がおられます。

花祭りでお釈迦様の生誕を

パペットで伝えたいというお寺の坊守さんもおられます。

オリジナルの台本は真面目であまり笑いがありません。

どうやってもっと面白く楽しく伝えられるか一緒に考えます。

子供向けに話すためのファンタジックな部分と

違和感なく子どもの心に入っていく部分が居ないといけません

私には大きなチャレンジで

もとになるお話にはどんな意味が込められ

どんなメッセージを伝えるべきか勉強する必要があると感じています。

240_f_137034574_htiiagz41hp38bbilbm

24246645

| | コメント (0) | トラックバック (0)

幽霊以前

350pxhyakki_yako


幽霊の存在をイメージ化したのは江戸時代ですが 

それ以前は、 

不思議な出来事や怪しい現象は 

 「化け物」、または 「もののけ」 の仕業とされたようです。 

室町時代にそれらを絵に描いたものがあります。 

ひゃっきやぎょう 【百鬼夜行】 というもので 

深夜に鬼や化け物が群れを成して歩く様子です。 

現在では「妖怪」 という言葉で表しています。

幽霊は人に付く

妖怪は場所に付く

と言われてるのだそうです。

 

「うらめしやー」 と言って出てくるのが幽霊で

「なんか用かい?」 と言って出てくるのが妖怪という説もあります (笑い)

Original

| | コメント (0) | トラックバック (0)

幽霊のキャラクターで

6414263


3年前に、アメリカの国際大会の腹話術で 

幽霊のキャラクターで演じたいと思いました。 

私の中の幽霊のイメージは上の写真のようなものでした。 

痩せた着物姿の女で足がありません。 

両手を手の甲を上にして指をだらりとたらし 

「うらめしやー」と哀れな、か細い声で言うのです。 

ヒュードロドロ という効果音と

火の玉と共に現れるところを 

笑いにつなげるような台本を作りました。 

米国に住んでいる20代の甥にこれを話すと 

「なにそれ?」と首をかしげ全くイメージできないというのです。

これではアメリカ人を前にして

笑いをとれるどころか首をかしげるだけになりそう

それ以来、幽霊のキャラクターをどう表現するかずっと考えています。

私の中にあった幽霊のイメージは

映画や芝居からくるものだったようで

いろいろ調べていくうちに

これは江戸時代につくられたイメージで

丸山応挙という画家が描いたのが

始まりだったそうです。

それは日本独特の創造物で

海外の人にイメージできないのは当然です。

 

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«大人を対象の公演