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ずーっと前のことです。

腹話術の講習会を開いた時、

伊佐さんは受講生として参加してくれていました。

腹話術をやってみたい、と熱意を示されましたが

人と同じじゃなくて、自分らしい腹話術をやりたいという事でした。

それでは日本以外のクリエイティブなものを見に行きませんか?

と国際大会に誘い

1997年、一緒にラスベガスの大会に行きました。

以来、彼はパペットも手作り、

構成もユニークな腹話術をしています。

それから数年後、

勤めていた会社を辞め、

重度障害を持つ人たちの介護施設の職員となり

腹話術のプロとして活動をしていました。

そして50歳の時に

臨床道化師クリニクラウンのオーディションを受けて合格。

久しぶりにお会いして

その活動内容を知りとても感動しました。

私の方は 国際大会に行くようになって10年

プロ宣言をして

芸に磨きをかけるよう、研さんを積んでいるところでした。

プロとして仕事が出来るようになったら

いつか、病院で腹話術のボランティアをしたいと

思っていたのですが

伊佐さんのお話を聞いて気持ちが変わりました。

オランダから導入された「臨床道化師」という活動は

同情心や、自分自身の達成感の為にやるのではなく

病床の子ども達の心理状態や病気の症状を良く知ったうえで

医師や看護師との連携の上で

やるという事でした。

道化師に扮した大人も子どもの心になって

子どもと同じ目線で一緒に遊ぶというコンセプトのようです。

「腹話術を見せてあげる」 「笑いのひと時を作ってあげる」

というような、上から目線の意識が私にはどこかにありました。

大した芸でなくても喜んでいただければボランティアをしたい

というのは私には傲慢に思え

プロフェッショナルの芸をボランティアで見せなければ

病床の子ども達に失礼だと思っていました。

それでも伊佐さんたちの活動に比べると

薄っぺらい同情心にしか思えません

クリニクラウンは寄付金で活動が支えられています。

伊佐さんも 土曜、日曜の仕事が休みの時にクラウンになっていました。

現在は指導的な立場で

若い人たちの研修をされています。

伊佐さんから聞いた話では

クリニクラウンの人たちは

病院に入る前に全身を消毒し、小道具も消毒するそうです。

病院の廊下の歩き方、子供へのアプローチの仕方

子どもがニコッとするようなパントマイムの動きなど

研修を受け、二人一組で注意深く

そして自然な立ち振る舞いの中にユーモアを交えて

子どもとかかわるそうです。

この伊佐さんのお話を

直接聞きに来てほしいです

7月22日です!!!

 

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  病床の子どもに腹話術を

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私が腹話術を始めたきっかけは

娘が2歳の時、難病の疑いで検査入院したことです。

熱が下がらず 40日間の入院でしたが

疑いが晴れて退院することが出来

その嬉しさは地獄から天国と云うようなものでした。

その反面 同じ病室にいた難病の4歳の女の子をあとにしたことが

頭から離れず罪悪感にかられました。

その後 時間が許せば病院にその子を訪ね

一緒に絵を描いたりゲームをしたりしていましたが

ある時期からその子は無菌室に隔離されて

会えなくなりました。

外に出られずずっと病院の中で過ごす子供たちに

何か笑顔になれることができないだろうか

と思って腹話術を習うことにしました。

1年くらいたって

人形を手に 病院へボランティアの希望を伝えに行くと

婦長さんから怪訝な顔をされ

「宗教ですか?」

「何かを売るのですか?」

と拒否されてとてもショックを受けました。

芸が未熟で なんの後ろ盾もなく 誰かの紹介もなく

自分の思いだけでは無理なんだと

この時思い知らされました。

自分の同情心や、

自己満足に終わらない為には

プロフェッショナルな芸を身につけて

親切の押し売りではないパフォーマンスを見せなければいけないと

思いました。

プロ並みの芸を身につけてから、

ボランティアをしないと、

私自身が自分を許せない・・・・傲慢さを感じてしまうのです。

病院で腹話術をしたい

という私の願いを

20年後に改めて思い起こさせてくれた人がいます。

ポポルの一座を主宰する伊佐さんです。彼について次に書きます。

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パニック映画

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最近はトシのせいか、あまり刺激の強い映画は苦手になりました。

かつては、ハリウッドのパニック映画が好きでよく見ていました。

窮地に陥った時、人間は

知恵と勇気でそれを乗り越える・・・・というテーマが好きでした。

正義感と体力で乗り切るマッチョな男よりも、

知的で勇気のある人が私にとってはヒーローです。

こんな状況でどうやったら脱出できるんだろう?

どうやって生き延びるんだろう?

と、全く予想もつかない結末にいつも感動しました。

船が沈没していく中で

高齢者や女性も脱出する「ポセイドンアドベンチャー」

は有名です。

タイトルは忘れたけど、

パニックから脱出する空港シリーズというハリウッド映画をいくつか見ました。

● 百年に一度という寒波に見舞われ、

 空港が凍りついて旅客機が着陸できない・・・燃料は残っていない。

 機長はどうやって乗客を救うか?

● 飛行中に機長と副操縦士がテロリストに殺害され

 テロリストも死亡

 操縦士なしの旅客機はどうなる?

● 飛行中の旅客機の貨物室で

 荷物の中に仕込んであった爆弾が破裂 

 機体に穴があき 操縦不能になった飛行機は?

● 小型旅客機がエンジン不調で砂漠に不時着

 通信機は故障、機体も一部破壊で、飛べない状態

 乗客20人が 限られた水と食料で生き延びるには?

●盲目の人たちの団体を乗せた小型飛行機が森の中に不時着

 通信機は故障で 機体は損壊

 目の不自由な人たちが助け合って、脱出します。

私なら

どんなふうに物語を終えるだろうか・ と考えて、

我ながら想像力のなさにがっかりしました。

よくこんな脚本を考えるなあー

と作者のクリエイティブな発想に感動しました。

空港シリーズを見たおかげで

海外旅行に行くときは、遺言を書いて

覚悟していくようになりました。

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創造性を養う

国際大会に行くと

アメリカ人の発想の面白さに度肝を抜かれることがあります。

この人たちは なんでこんな面白い事を考えるんだろう。

どこからこんなことを思いつくのだろうと驚くことがあります。

クリエイティブな人たちが多いから

世界のトップビジネスと言われるような

マイクロソフト、 アップルコンピューター、 フェイスブック 、アマゾン、

などが生まれるのでしょう。

テレビの 「タレントコンテスト」 の賞金が 1 億円 というのは

お金持ちのスポンサーがいるからでしょう。

ある腹話術師が大学時代に

学内のタレントコンテストで優勝して

1 千万円 の賞金を手にしたというのを聴いたことがあります。

アメリカンドリームは、

やはり 名誉だけでなく マネー も大きな要素です。

なんでアメリカにばかりお金持ちがいるのでしょうか。

普通の暮らしをしていた若者が

一気に成功者となるのは

その創造力が関係していると思います。

人工知能の産業界では

アップル社を創設したスティーブジョブズがよく知られていますが

フォーマルな席でも

Tシャツにジーンズの服装です。

私の中の創造性を考えてみると

やはり、世間の常識にとらわれない部分が関係しているような気がします。

世間の目を気にしすぎると

創造性が委縮してしまいます。

法に触れず

誰かを傷つけず

不愉快にせず

人権感覚をしっかり持っていれば

世間がどう思おうと

自分のやりたいことをやる勇気を持とうと思います。

「人に何と思われるか」

この日本人の文化が 社会の秩序を守る反面、

同調圧力をつくって

人と変わったことをしないように

一人だけ目立たないように と個性をつぶし

大きな流れに逆らわないようにと 主体性をつぶし

創造性に歯止めをかけているように思います。

腹話術の世界は

創造性が必要だし

人がやらないようなオリジナルが大切です。

面白い台本は

他の人が思いつかないようなオチが必要です。

創造性をキープするにはどうしたらいいか

私は考えるようにしています。

頭が固くなると

面白いパフォーマンスが出来なくなるからです。

最近は年齢を重ねて

新鮮な発想ができにくくなって

悩んでいるところです。

やはり

アメリカ映画を見ることが一番手っ取り早いかなあー

と思っています。

 

固定観念に縛られると

新しい発想や,創造性が損なわれると思います。

「真面目な人」 「頑固な人」 は

社会通念の中でしか ものを考えないので

面白い発想が湧いてこないし

思いがけない結末に至るような話を創ることが出来ません。

人が思いつかないような発想をするために

本を読んだり 映画を見たりするのが私の方法です。

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コワーイ映画

これまでに見た中で 一番コワーイ映画は

「サイコ」です。

中学三年生の時でした。

新聞の紹介欄で

「この映画の結末は絶対に人に話してはいけません、

映画の最後の10分間は入場禁止です」

と書かれているのを見て

ゼッタイ見たいと思いました。

白黒の画面でしたが

本当に怖かったのです。

夜、夢でうなされました。

日本映画にはみられないような展開で、

主人公かと思ったヒロインが殺され

それを調べる探偵が殺され

誰が主人公?

と混乱してきたら

優しそうなハンサムな青年がサイコパスだったのです。

それ以来

ヒッチコックという監督の映画はすべて見るようになりました。

世の中には計り知れない精神的な異常者がいることに

恐怖を感じました。

現代ではその異常がなぜ起こるのか

脳科学の研究が進んでいることにも興味を覚えます。Yjimage

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