ドキッとするドキュメンタリー

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フリーランスのライターが書いた本を読みました。

 「ヤクザと原発」は、福島第一原発に身分を隠して潜入し、放射能の危険におびえながら作業員として清掃作業をし そこで見た現実をルポしています。

3月11日に起きた東北の大震災 翌日に福島第一原子力発電所で1号機と3号機が水素爆発を起こしました。

この危険な場所で作業をする作業員が東京では「山谷」 大阪では「あいりん地区」で募集があったと言われています。日雇い労働者を供給する手配師は、主にヤミ業者で暴力団と関係があるそうです。

東電だけでなくゼネコンやプラントメーカなどの元受け、下請け 孫請け ひ孫請けを通して作業員が集められ 著者はそのうちの縁故を頼って短期労働者として仕事につきます。

防護服に着替える時、入れ墨をした人を沢山見たそうです。

東電が隠そうとする不都合な真実に驚愕します。

暴力団にとって大きな利権となる原発産業は社会の暗部を拡大していくし

「原発は人間の手に負えない産物である」という著者の感想には未来が暗くなります。

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1歳年下の弟はずっと米国に住んでいますが 時々スカイプを利用しておしゃべりします。

 

通販でDVDを買って 「寅さん」「釣りバカ日誌」「座頭市」のシリーズを全部見たと豪語するので笑えます。 

私はあんなフラフラした主人公は好きではありません。きっと男が夢見る世界なのでしょう。

 

弟はNHKの大河ドラマも一日遅れの放送で欠かさず見ていて、最新のストーリーを聞かせてくれます。 

話が面白いのでいつも2時間くらいの長電話です。

 

日本人のメンタリティーをいっぱい残していますが、 

長年にわたる米国の生活で、アチラの文化の影響を受けてるようでもあります。

 

「ポジティブシンキング positive thinking 」というのをよく口にします 

長男で親からアテにされていた方が海外に行き 

「嫁にいくあんたなんか頼りにしてない」と言われた私が 結局は日本で両親を看取ることになりました。 

母亡きあと ひとり暮らしが困難になった父は介護施設に入り「いつか脱走してやる」といろいろ悪知恵をはたらかすので、弟に何度か困った状況を伝えたことがあります。

 

気持ちは共感してくれて、「そこから何を学ぶか考えることだな」と positive thinking の方向を示してくれました。 

苦境は 何かを学ぶチャンスであるという事でしょう。 

親の死と向き合うことで自分の老後を考える学習ができ、私の方が学ぶ機会が多くて得したな 

と今は思っています。 

Positive thinking は 腹話術師としても大切なキーワードです。 

アナがあったら入りたいような失敗を経験したこともありますが これは「何の学習をしたのか」と考えるようにしています。 

学習したことをバネにしてまた前を向いて進め・・という声が背中から聞こえてきます。

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経験は力なり

障害を持った子供たちのデイケア施設で公演をしました。

 

身体に障害のある15名の小学生 中学生 高校生が通う施設です。 

当日は近くにある介護老人施設からも参加があり、総勢40人ほどでした。 

会場の床にマットを敷いて その上に横になったままの子ども達が数名いました。 

鼻からチューブを通している子どもや 車椅子の子ども 職員に抱かれたままの子どももいて、かなりの重度障害だとわかりました。

 

最初に共演者のTさんが演じました。 

私は横のカーテンの後ろで待機していましたが、外の様子は全く見えない状況でした。 

演技中に「大丈夫ですか?」というTさんの声が聞こえましたが 

滞りなくショウが終わり そのあとは私がパフォーマンスをしました。 

とても反応がよく 思った以上に楽しんでもらえホッとしました。

 

帰りの車の中でTさんが話してくれました。

 

演じている最中に 目の前のマット上の子どもの一人が突然ケイレンをおこし、 

大人たちに抱えられて外に連れ出されたそうです。 

元看護師だったTさんは さすがに動じることなくショウを続けられました。 

カーテンの後ろで何も見ていなかった私は 登場しても平常心で笑いの世界を創りだすことができました。 

ショウの途中で、すぐ目の前の子どもが体を震わせ唇が紫色になったら とても人を笑わせることはできないかも。

 

Tさんいわく 

「皆さんは普段からそういった状況に慣れていらっしゃるんですよ」 

Tさんがやっている間に ピーピーと笛を吹いて遊んでいる子がいましたね」 

と 私が気になっていた事を話しました。 

楽しい雰囲気なので、その子は近くにあったオモチャの笛を吹いていたのかと思ったのです。 

「違いますよ。あれは心拍数を見るモニターを付けていて、心拍数が上がったのでアラームが鳴っていたのです」 

T さん。 

「危険だったのですか?」とちょっと恐ろしく感じてTさんに聞くと 

「皆さんは慣れていらっしゃるから、危険な状態になれば何かなさるはずです」 

ああ、T さんと一緒でいろんなことがわかってよかった! 

 

外に出かけてエンターテイメントを楽しむ機会の少ない皆さんに

笑いで愉快な気持ちになっていただくのは大きなやりがいです。

 

事前にそれぞれの障害について知り、どんなことを楽しいと感じてくださるのかを リサーチするべきだったと反省しています。良い経験をしました。

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短大生のビデオ撮影

短大保育科の授業で、アンケートの中に「ビデオ撮影が嫌です」と書いたのが30人中 5人分ありました。 

「やめてほしい」というのもありました。

なんか自分が学生をいじめているような気がしてどのように説得すればいいか悩みました。 

それで自分が家で練習をしているビデオを見せる事にしました。

 

途中でセリフを忘れてボーっとしているシーンも映っています。

 

その日の感想文です。

 

「先生でも家で練習するんだと知りました」 

 「先生でもセリフを忘れる時があると知りました」  

当たり前です! Nobody is perfect

完全な人などいません。

セリフを忘れて目が宙を浮いてるのを見て学生は笑いましたが、これでビデオ撮影のハードルが下がってよかったと思います。家で練習をしているビデオを見せる事にしました。途中でセリフを忘れてボーっとしているシーンも映っています。

の日の感想文です・
 
「先生でも家で練習するんだと知りました」
 
「先生でもセリフを忘れる時があると知りました」
当たり前です! Nobody is perfect
完全な人などいません。セリフを忘れて目が宙を浮いてるのを見て学生は笑いましたが、これでビデオ撮影のハードルが下がってよかったと思います。

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ゴールはどこに?

腹話術を観るのが好きな人とやるのが好きな人とは違います。

 

観るのが好きな人は楽チンですが、やりたい人はそれなりの苦痛が伴います。 

やりたい人の中でも「珍しい特技で目立ちたい人」と「誰かを楽しませて自分もそれを共感したい人」のとでは異なります。

 

「おもしろそう」と思ってカルチャー教室へ入会されても、練習が苦になり 

「年だから」 とか 「忙しいから」などと言い訳をされる方がいます。 

中には 家庭の事情を抱えている人がいるかもわかりませんが 実は「練習が面倒」なのが本音ではないかと思います。 

ダイエットしたいけどどうしても食べてしまう・・・これと同じで意思の問題です。 

自分のゴールを決めて、強い意志を持つしかありません。

 

ゴールとまではいかなくても身近な目標を立てて、モチベーションを上げることです。 

○月○日に○○で公演をする・・というような期限付きの目標です。 

失敗を恐れる人 恥をかきたくない人・・こういうタイプは大体が完璧主義で人の目を過剰に気にする人です。価値基準が自分の中に無くて、人の物差しで測る人です。

 

自分の中に物差しを持っている人は「自分としてのベストを尽くそう」と、頑張れます。 

もし失敗してもそれは上達へのプロセスだと割り切れるでしょう。

 

反対に、「どうせ初心者なんだから失敗しても当然」と最初から割り切って、練習もろくにせずに来て 「結構受けましたわ」と満足そうだったり、「反応のない観客だ」と人のせいにする人もいます。このタイプは自分の基準が甘くて、「みんなをどうやったらより楽しくさせられるか」というサービス精神が足りないので いつまでたってもうまくなりません。

 

私自身は 腹話術の芸がいかに観る人をハッピーにするかを実感しています。 

海外のプロの芸を目の前で見て涙が出るほど笑い 幸せ感を味わったことがあります。

 

腹話術師は 日常の辛い出来事も吹き飛ばすような楽しい時間を創りだせるのだと強く感じ、そんな芸をマスターしたいなあと思いました。 

薄っぺらい、品のない笑いを押し付けられるのは不愉快なので、私も心から笑えるようなクオリティの高い芸を追求したいと思っています。

 

教室の生徒さんから自分のモチベーションを上げてもらって、もっとうまくなりたいと思う事もあるし、こんな時間とお金の使い方をして勿体ない事してる生徒さんだなあと思う事もあります。

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